【概要】
2024年9月11日から6日間、阪神梅田本店・食祭テラスで開催された“輪島の食祭”。今回のイベントは、食を通じて地方の魅力を発信する催し“にっぽん食むすび”がベースとなっており、震災後の石川県輪島市が取り上げられました。そして当社は、イベントのコンセプト立案やタイトル企画、ロゴ制作、取材・撮影、コンセプトムービー制作、特設Webページ制作などを担当しました。
【アウトプット】
以前から企画されていた輪島市のイベントですが、2024年1月に発生した能登半島地震の影響で、開催が秋に延期に。しかし、催事の計画を具体的に確定し始めるタイミングでも、生産設備などが壊滅的なダメージを負った現地の状況から、どのような商品が展開するのかも見えない状況が続きました。イベント開催に向けた課題が多数ある中で「今の輪島の状況をありのまま伝えることが、輪島と大阪の人々にとって価値があるのでは」と考え、通常の物産展とは異なるコンセプトを立案しました。
新たなコンセプトは“輪島のいまを楽しむ祭”。輪島の生産者にとっては“いま”できることを行うことで、再建のきっかけをつくる。大阪の生活者にとっては、輪島の“いま”を味わうことで楽しみながら輪島との関係を構築できることを目指しました。
Webページは、従来の商品を伝えるものではなく「被災地での生活再建に取り組む人のいま」を伝えるものに。さらに、会場映像は現地のスナップで構成し、来場者に輪島を訪れた感覚で、考え、会話し、食べることで、より深く輪島との関係を結べる演出を提案しました。
■阪神梅田本店 1階「食祭テラス」公式 Youtubeチャンネル
にっぽん食むすび “輪島の食祭” 輪島がいまできること | 食祭テラス | 阪神梅田本店
https://www.youtube.com/watch?v=5Fq45WSFaas&list=TLGGPrrVdnmw8NEzMDA5MjAyNA
【当社の担当領域】
・イベントコンセプト立案
・タイトル立案
・ロゴ制作
・取材、撮影
・コンセプトムービー制作
・特設Webページ制作
【効果・成果】
困難な状況だからこそ見えてくる輪島の本質的な価値。そこに目をむけるコンセプトを設定し、生産者と生活者のなかで前向きな思いを共有できました。また、出店者様からも愛のある、とても明るい雰囲気の催事になったとお声がけいただきました。本年度を出発点とし、毎年“輪島のいま”をアウトプットすることで、大阪の生活者とつながり続ける催事を今後も目指していきます。2024年9月の豪雨による甚大な被害も発生しており、来年度の取り組みへの責任も、さらに大きなものになったと感じています。