【概要】
2023年冬に導入が発表された、阪急電鉄初の座席指定サービス『PRiVACE(プライベース)』。前回の導入サポートに引き続き、運行スタートのタイミングにあわせて、サービスの認知を拡大して利用を促進していくためのプロモーション施策をご依頼いただきました。
■関連ページ
「阪急電鉄の座席指定車」だからこそ提供できる価値=”自分時間”をコンセプト化!座席指定サービス『PRiVACE(プライベース)』導入サポート
https://hhms.co.jp/projects/hankyu-privace/
【アウトプット】
導入発表から予約受付開始までの6カ月間を「ティザー期(話題獲得)」と「リアル期(利用期待醸成)」の2つに分類し、ターゲットや施策目的を明確にしたプロモーションストーリーを策定しながら、段階的に露出を高めていきました。
ティザー期では、初動の発表でインパクトを与えてブランドを確立し、サービスを知った方のマインドを醸成することを目的にクリエイティブ制作を行いました。リアル期では、想定される利用シーンに合わせて実車撮影を実施。ティザー期のイメージを踏襲しながら、利用シーンや体験価値を具体的に想起させることを狙った戦略のもと、ポスターや動画制作を行っています。作成した動画はWebサイトやデジタルサイネージ、Web広告などで活用しています。
交通広告では導入発表から予約受付開始までのステップを4つに分類してメディアプランを展開しました。阪急梅田駅を中心とした沿線主要駅にてデジタルサイネージ、ポスター、看板、円柱広告、トレインビジョンなどを常設化し、日々沿線をご利用いただいている生活者とのタッチポイントを確保しながら、段階的にエリアを拡張。最終的には大阪梅田駅構内や車両でジャックなどを行い、デビューを飾りました。
Web広告では利用シーンから想定したターゲット層ごとに媒体を選定。「通勤ユーザー(ビジネス層)」「ミドル&アクティブシニア」など、各ターゲット層の利用頻度が高いと思われるSNSや広告媒体、Webチャネルを選択し、効果的にタッチポイントを創出できるよう努めました。今回は交通広告との相乗効果も狙いたかったため、配信エリアに関するプランを特に綿密に設計しています。行動パターンをもとに広告配信を行うことができる位置情報広告(ジオターゲティング広告)も実施しています。
また上記のような広告戦略に加えて、運行開始に先立ち『PRiVACE(プライベース)』に触れていただける機会を作り口コミなどの話題性を高めるため、体験型イベントの企画・運営を行いました。6月中旬~7月初旬には、本物の座席を使用した座席体験イベントを「阪急大阪梅田駅 ビッグマン前広場 イベントスペース」と、「京都河原町ガーデン EDION京都四条河原町店 1階入り口前イベントスペース」の2カ所で行い、座席の座り心地などを体感すると同時にトークイベントなども楽しんでいただきました。7月中旬のデビュー前には、2300系(PRiVACE)の試乗会を正雀車庫で開催し、プライベート感と上質感を追求した車内空間をお試しいただきました。
デビュー当日の早朝は出発式典の運営も行い、数年に渡って進めてきた『PRiVACE(プライベース)』PRプロジェクトの門出を見守りました。
■阪急電鉄京都線 座席指定サービス PRiVACE -プライベース-
https://www.hankyu.co.jp/privace/
■PRiVACE -プライベース- 利用シーンの動画
「仕事の余裕」編
https://youtu.be/hnX9YL9sGFc?feature=shared
「いつもより遠くに」編
https://youtu.be/zfq_PKBKKRk?feature=shared
「楽しい余韻」編
https://youtu.be/DB7dI90JsVw?feature=shared
「増えた趣味」編
https://youtu.be/gRZvorVXeSc?feature=shared
「近くなった実家」編
https://youtu.be/_PzAJESkBZ4?feature=shared
【当社の担当領域】
・ブランドストーリー設定
・動画制作
・ポスターなど各種クリエイティブ制作
・Web広告(Google広告、SNS広告など)
・交通広告(阪急大阪梅田駅を中心に幅広く展開)
・イベント企画、運営
・出発式式典の運営
【効果・成果】
本物の座席を使用した座席体験イベントでは、「大阪梅田駅ビッグマン前広場イベントスペース」では約6,000人、「京都河原町ガーデン EDION京都四条河原町店 1階入り口前イベントスペース」では約3,000人の方に体験いただき、阪急の有料座席指定サービスへの注目度の高さが伺える大盛況な結果となりました。