【概要】
宝塚線、神戸線、京都線、それぞれに異なる魅力を持つ阪急電鉄沿線。阪急電鉄えきまち事業部では、沿線の豊かな自然や観光資源を活かし、多彩な行楽旅客誘致プロモーションを展開されています。この度、秋の端境期(2025年9月~11月)のプロモーション企画をご提案し、阪急神戸線沿線を中心とした周遊イベント「阪急ARTTRIP(アートトリップ)」が実現しました。
【アウトプット】
・阪急神戸線沿線の特色を活かした企画立案
2025年秋は大阪・関西万博によるアートイベントで関西全体のアートへの機運が高まることに着目。さらに同時期、周遊イベント「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond」や兵庫県立美術館での集客力の高い展覧会が阪急神戸線沿線で開催されることから、連携も視野に入れ「秋の深まる季節に多くのお客様へ気軽にアート体験を提供する」という切り口で施策を組み立てました。
阪急神戸線は、元より美術館・博物館などの大型施設だけでなく独立系ギャラリーやアトリエも多く点在し、アートとの親和性が高い沿線です。イベント名を「阪急ART TRIP(アートトリップ)」とし、アートに関心の高い層の誘客促進を図ることはもちろん、沿線に点在する美術館・博物館や芸術イベントの文化的な魅力を最大限に伝え、「阪急電車に乗って出かけたい」というお客様の気持ちを醸成することにも重点を置きました。
・阪急阪神東宝グループならではの企画とシナジーの最大化
アートを切り口としたプロモーション戦略を実行するにあたって、阪急阪神マーケティングソリューションズがハブとなり、阪急電鉄と、グループ企業である絵画サブスクリプション・販売サービス「アートリエ」との戦略的な連携をご提案しました。このコラボレーションにより、阪急阪神東宝グループ独自の付加価値を持つプロモーション展開を実現しています。
■ARTELIER(アートリエ)とは
株式会社ライフデザイン阪急阪神が運営する、安心して気軽にアート作品(絵画)を売買・シェア(貸し借り)できるWebプラットフォームサービスです。
・乗って、見て、巡ってたのしむ、立体的なアート体験の提供
3社の共創により、「アートリエ」が取り扱う作品で車内外を彩った特別列車“アートレイン”を、9月26日〜11月28日の約2カ月間、神戸線で運行しました。電車をアートギャラリーに変貌させることで、単なる移動ではなく「移動そのものが目的となる」付加価値の高いおでかけ体験を提供。さらに駅でのフォトスポット設置や、美術館・博物館とのスタンプラリーも併せて企画し、「阪急電車を利用したアート巡り」という新しいお出かけスタイルを提案し、お客様の周遊を促進しました。
・多言語環境下の安定性と品質を両立させたサイト構築
キービジュアルの世界観をWebサイト全体に展開し、イベントの魅力を最大限に訴求しました。また、訪問者にとって最適な情報設計を追求し、視覚的な訴求力と高いユーザビリティの両立を図りました。自動翻訳ツールを活用した多言語対応においては、翻訳によるレイアウト崩れや動作の不安定化が課題となります。ディレクター、デザイナー、フロントエンド部門がプロジェクト初期段階から密に連携することで、多言語環境下でもビジュアル品質と動作の安定性を確保したサイト構築を実現しました。
・デジタルとリアル両軸での集客施策
集客戦略は、プランニングからクリエイティブ制作、運用までを一気通貫で受託しました。阪急電鉄の交通広告に加えてWeb広告も実施し、リーチ数の最大化を図りました。媒体はアートと親和性の高いInstagramに絞り、ターゲット層も興味・関心に基づいてアート関連のユーザーを選定し、効率的なアプローチを行いました。
■阪急アートトリップ | 2025.9.26(金)-11.30(日) | 阪急電鉄
https://www.hankyu.co.jp/area_info/arttrip/index.html
【当社の担当領域】
・全体企画
・デザイン制作
・特設サイト(LP)制作
・交通広告(阪急電鉄)
・WEB広告(Instagram広告)
・アート施設とコラボしたスタンプラリー企画立案
・フォトスポット設置(大阪梅田駅、西宮北口駅)
・特別車両の装飾(車内広告、ヘッドマーク、車側ステッカーなど)
【効果・成果】
・神戸線エリアの特性を活かした独自性の高い企画は、多数のWebメディアやニュースサイトで取り上げられ、高いプロモーション効果と話題性を獲得しました。また、スタンプラリーと連動したプレゼント応募数およびガイドブックやステッカー配布数に基づき、高い動員数が推計されています。
・参加者アンケートでは、「アートへの関心が高まった」「普段なら行かないアート展も行ってみようと思えた」といった周遊を促進する相乗効果を示す声や、「来年もまた参加したい」という沿線価値の再認識とリピート意向が示され、本企画の高い満足度と有効性が立証されました。
・運行した特別列車“アートレイン”は、そのビジュアルのインパクトや企画の斬新さによって主要SNSで積極的な投稿を誘発。企画側の想定を超えた拡散力を発揮し、広範な新規顧客層へのアプローチを実現しました。
・集客目的で配信したWeb広告は、高いクリック率(CTR)を維持し、総クリック数は目標の248%で着地しました。また、広告クリエイティブを最後まで閲覧してから特設サイトに遷移するユーザーが多かったことから、熱量の高いユーザーを効果的に誘導できたことが確認されています。




