【概要】
2025年9月24日から10月7日に阪急うめだ本店で開催された全館フェア「Japan and me.」。国内外のお客様に向け、日本の素材、伝統の技、美意識、知恵を伝えるコンテンツを発信しました。
当社は、本フェアのコアコンセプト策定から並走し、国内外への発信力を最大化するためのトータルサポートを実施しました。フェアの核となるアイデンティティと世界観の構築を担い、ネーミング、ロゴデザイン、動画制作など、クリエイティブ全般を担当。さらに、Web広告によるプロモーション施策の設計・実行や、ブランドイメージを象徴する1階コンコースウィンドーのアーティストキャスティングまでを一貫してプロデュースしました。クリエイティブ構築領域は、当社(阪急阪神マーケティングソリューションズ株式会社内)のクリエイティブユニット「ahd osaka」が担当しています。
■ ahd osaka とは
“世界クオリティのクリエイティブ集団”を目指す、阪急阪神マーケティングソリューションズ内のクリエイティブユニット。グローバルに活動するブランディングエージェンシー「artless」と連携し、グラフィックデザインを軸としたブランディングおよびトータルデザインを提供しています。
ahd osaka
https://ahdosaka.com/
【アウトプット】
「大阪・関西万博がフィナーレを迎えるタイミングで、国内外のターゲットにむけて、日本の魅力(文化、ものづくり、美、本物感)を発信したい」「文化的な意義だけでなく、イベントとしての集客力・話題性を高めたい」という目的に向けて、多岐にわたる提案を行いました。
・フェアの核となるコンセプト・ネーミング開発
「Japan and me.」というキャンペーンネーミングは、日本人に脈々と受け継がれる繊細で豊かな精神性、その深遠な世界観の表現と、阪急うめだ本店を訪れる一人ひとり(国内外のお客様)が日本の精神性と真摯に向き合うきっかけを提供したい、という想いを込めました。
・ビジュアル・アイデンティティの構築
ビジュアル・アイデンティティは、キャンペーンの骨太さや思いの強さを表現するため、ロゴタイプは強い芯を感じさせるサンセリフ体をベースに採用しました。部分的に流麗な曲線を捉え、緊張感と寛容さを同居させるというこの絶妙なバランス感を追求し、緻密なデザインを施しました。また、メインカラーには深みのある藍色(夜空色)を採用し、鮮烈な赤を差し色として用いることで、日本の静けさと力強さを象徴的に表現しました。クリエイティブは、特設Webサイトや紙媒体の宣伝物などに落とし込まれています。
・コンコースウィンドーと話題化施策
コンコースウィンドーのアーティストキャスティングには、「Japan and me.」の志を体現する本物の匠として、世界的左官職人である挾土秀平氏を起用。制作された6面ウィンドーの「職人社秀平組 一大絵巻」は、土壁と何百本もの彼岸花、そして月。美しくどこか怖さのある日本の原風景を表現しています。一人ひとりの内に潜む“日本の美”に力強く訴えかける、壮大なインスタレーションを実現しました。また、挾土氏のインタビューをベースとした動画を作成し、YouTubeで公開するなど、キャンペーンの認知拡大と話題化に大きく貢献しました。
・国内外のターゲットに向けたプロモーション戦略
今回のフェアは、国内のお客様に加え、日本の伝統工芸や文化に関心を持つ外国人観光客(インバウンド)もメインターゲットとして設定。Web広告も国内外の両軸でプランニングしました。国内向けには、静止画や動画でインパクトの強い訴求ができ、イベントの雰囲気が伝わる媒体として、Instagram広告を選定。外国人観光客向けには、独自データにより「日本に在日している外国人」を配信ターゲットから除外できるDSP「WABITABI」を選定しました(欧米各国、中国、韓国含むアジア諸国の方向けの日本旅行関連情報サイトや関連サイト、アプリへ配信)。
【当社の担当領域】
・コンセプト立案
・キャンペーンネーミング
・ウィンドー制作アーティストキャスティング
・ロゴデザイン
・Webサイト制作
・撮影、動画制作、作家インタビュー
・Web広告企画運用
【効果・成果】
本フェアのシンボルとなった挾土秀平氏制作のコンコースウィンドーは、各種メディアおよびSNSで広く取り上げられ、高い話題性を獲得しました。
プロモーション施策として配信した外国人観光客向けのWeb広告は、メインターゲットとして想定していた欧米圏の言語グループでの配信量が最も多い結果となりました。また、情報を多角的かつ立体的に伝えることができる動画クリエイティブで多くの視聴回数を獲得できたことから、インバウンド旅行者に対する認知や興味醸成に貢献しました。




