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【概要】
高齢化や人材不足が課題となっているタクシー業界。「採用サイト経由の直接応募を増やす」という課題解決に向けて、2023年に阪急タクシー採用サイトのリニューアルを受託しましたが、このたびWeb広告施策をさらに強化していくことに。ターゲットに設定した若年層求職者のニーズを満たす要素で構成されたLP(ランディングページ)を制作しました。
■関連ページ
応募者数UPに繋がる採用ページへ。 働くイメージが持ちやすいコンテンツを充実
https://hhms.co.jp/projects/hankyutaxi_saiyou2023/
【アウトプット】
これまでWeb広告の遷移先として使用していた採用サイトは採用情報全体を網羅した内容であったため、広告用のLPではメッセージをより明確化させ、来訪者のニーズを満たす内容に。
Web広告の戦略として、ターゲット層は若年層求職者の中でも検討フェーズを分け、「①ニーズが顕在化された求職者層(タクシー会社への就職を検討している)」「②ややニーズが顕在化されつつある求職者層(他の職業も検討している)」「③未認知求職者層(タクシードライバーという職業が候補にない)」の3つに設定。「限られた予算の中で効率的に求職者との接点を確保するため、①②の顕在層優先で接触を行いつつ、質を担保しながら応募機会の拡大を目指し、タクシードライバーという職業を選択しきれてない求職者とも接点を持っていく」という採用戦略のもと、広告媒体選定などのプランニングを行いました。
採用プロモーションは求職者の検討期間が長いため、最初の広告接触から応募までのリードタイムも長くなるという特徴があります。中長期化する就職活動の中で、阪急タクシーが求職者の候補に残るように、一度サイトへ訪問したことのある求職者に継続的に接触ができるリターゲティング広告を合わせて配信することで、応募機会を効率的に作り続けました。
広告文は「ワークライフバランス」「働き方」「残業時間」など、若年層求職者が検索しているニーズや企業選びに関する悩みを調査し、「改善につながる阪急タクシーならではの強み」を明確に提示するなど、作成したLPの内容とも連動させ、来訪者のニーズを満たすことを目指しました。また、自社とは合わないようなニーズを持っているとみられる語句で検索をかけている求職者は、ミスマッチになる可能性もあるため、あえて広告を掲載しないなどの調整を行い、効率化を図っています。
■阪急タクシー採用広告LP
https://www.hankyu-taxi.co.jp/saiyo/LP/
【当社の担当領域】
・LP(ランディングページ)制作
・Web広告企画運用
【効果・成果】
作成したLPの応募フォームへの遷移率を過去2か月で比較すると、約2.4%から約4%まで上昇。採用ページから応募フォームへの遷移率が上昇しているという結果から、LP改善前よりも応募意志の高い求職者を多く採用ページへ誘導できていると推測できます。今後も応募状況や広告レポートによる検証を行い、バナーなどのクリエイティブ刷新も段階的に実施しながら、CV数の向上を目指していきます。
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