自治体のシティプロモーション!大阪 梅田エリアをターゲットにフェアを実施した事例 - 阪急阪神マーケティングソリューションズ

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自治体のシティプロモーション!
大阪 梅田エリアをターゲットにフェアを実施した事例
2024.08.29

自治体のシティプロモーション!大阪 梅田エリアをターゲットに認知拡大施策を行った事例

当社では自治体のシティプロモーション支援を実施していますが、こちらのページでは、自治体が地域特有の特産品や文化資産を大阪梅田エリアに向けてプロモーションした事例をご紹介しています。県外でのフェアやイベント開催は、特産品などを通じて地域の認知を高めることに寄与する有効な取り組みです。開催事例とともに、自治体のフェアやイベントを成功させるためのポイントについても記載していますので、ぜひご確認ください。

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シティプロモーションの現状

シティプロモーションとは、都市の魅力を県内外にPRすることで地域の経済基盤を維持し、文化の発展などを促進する取り組みのことを指します。1970年頃に欧米先進国の都市部で工業の衰退や都市の空洞化などの問題が顕著になったことを背景に、都市の地位を再構築するためのマーケティング活動を開始したことから始まったとされています。

日本では1990年代後半にこの概念が導入され、国際会議の誘致や大型商業施設の建設など、地方創生や地域活性化を目的として当時からさまざまな施策が行われてきました。2010年頃から日本全国に広まった「ご当地キャラクター(ゆるキャラ)」を活用した取り組みは、日本独自のシティプロモーション手法として定着しましたが、最近では国内だけでなく、外国人観光客を呼び込むための集客コンテンツとしても成果を見せています。約30年の歴史の中で、時代の変化に合わせて進化し続けているといえるでしょう。

近年では「人口流出にともなう少子高齢化や過疎化対策」「働き手の確保」「市民や地域企業を巻き込んだ持続可能な地域づくり」「訪日外国人観光客誘致促進」など、外部環境の変化に対応するための課題も幅を広げ、国内だけでなく国際的な視点も必要になっています。施策の成果を出していくために、シティプロモーションの目的を明確にすることや、計画的なマーケティング戦略を策定することがますます重要性を増しています。

九州の自治体が大阪梅田エリアなどの飲食街や百貨店で
シティプロモーションを行った事例

「大阪のキタで熊本のミナミ!くまもと県南うまかもんフェア」トータルプロデュース
client : くまもと県南フードバレー推進協議会
https://hhms.co.jp/projects/kumamotokennan-umakamonfair2023/

行政機関や農林水産業者、企業、試験研究機関、関係団体などが一丸となって、6次産業化や農商工連携による地域産品の高付加価値化などを行い「食」関連産業の振興を目指している「くまもと県南フードバレー」。このたび「くまもと県南フードバレー」の主催で、熊本県南部(県南エリア)の特産品の認知拡大を目的に2023年11月の1ヵ月間、100店舗近くの飲食店が立ち並ぶ新梅田食道街にて「大阪のキタで熊本のミナミ!くまもと県南うまかもんフェア」が開催されました。当社には企画立案から飲食店への参加交渉、運営、プロモーション施策の実行までのトータルプロデュースをご依頼いただき、当社博多オフィスのメンバーを中心に取り組みを行いました。

「大阪のキタで熊本のミナミ!くまもと県南うまかもんフェア」トータルプロデュース

下記は大阪梅田エリアでの開催ではありませんが、兵庫県西宮市「西宮阪急」でのフェア実施事例になります。

福岡県福津市の魅力をPR!関西圏初となるプロモーション「フクツナフル」フェア
client : 福岡県福津市役所
https://hhms.co.jp/projects/fukuokafukutsu-fukutsunafulfair/

福岡県福津市は、福岡市と北九州市のちょうど間に位置しており、観光だけでなく玄界灘育ちの海の幸や緑豊かな大地からなる食材が魅力の地域です。福岡県福津市地域資源の認知拡大を課題として、2023年11月15日(水)~11月21日(火)の期間、西宮阪急にて「フクツナフル」フェアと題したイベントと、各種プロモーション施策を企画・実行しました。
情報感度が高く福津市に興味を持ってもらいやすい30代女性にターゲットを設定し、プロモーション施策を提案。地域資源を使ったギフト商品の開発、広告宣伝媒体、デジタルプロモーション、広報活動を実施しました。

福岡県福津市の魅力をPR!関西圏初となるプロモーション「フクツナフル」フェア

自治体のフェアやイベントを成功させるポイント

自治体のフェアやイベントを成功させるポイント

フェアやイベントは、自治体が県外での認知を高めるために、とても有効な施策です。冒頭に記載した通り、シティプロモーションにはすでに約30年以上の歴史があるため、これまでに行われてきたフェアやイベントに関するさまざまな成功事例やノウハウを簡単に知ることができます。

工夫を施された多彩な企画が長年にわたり頻繁に行われているということは、消費者にとっては目新しさがなくなり差別化が難しくなっているということでもあり、フェアの目的を明確にすることや、事前リサーチ、ターゲットや開催場所の選定、コンテンツ企画などを、より戦略的に行うことが必要となっています。こちらではフェアやイベントを成功に導くためのアイデアやポイントを記載しています。

1 1度の体験で付加価値を与える

ただ商品を並べて購買を促進するだけでなく、1回のフェアに対する付加価値をより高めるような取り組みは、かつてから盛んに行われています。伝統工芸の制作過程を体験できるワークショップや、地域特有の食材を使った料理教室、LINEアプリなどを活用したスタンプラリーの開催など、イベント自体をより楽しんでもらうための参加型企画も、定番コンテンツからデジタル技術を活用したものまで多彩になりました。

フェアやイベントによるリアルな場での交流は、多くの人々とダイレクトに接点を持つことができるため、特産品などを地域イメージと結びつけブランド化に導き、関係人口を増やすために有効な施策です。いっぽうで、多くの自治体が頻繁に取り組みを行ってきた歴史があるため、消費者側の期待値も上がっており、話題性を高めるには、目的やターゲットに合わせたユニークな企画力が必要となっているでしょう。

2 伝える側が一体感をもち、長期的な目線で取り組む

深い理解や共感を醸成するために、まずは市内の事業者や市民が、シティプロモーションの取り組みに対する理解を深めて自分事化できるよう、ブランディングを実施することが重要です。伝える側が一体感を持つことで、より強いメッセージが受け取り手に伝わるでしょう。

また産業振興と観光、移住促進など、自治体内に横たわる縦割りの仕組みを取っ払い、点でしかないプロモーションを面にして育て上げることが、長期的に多くの人の共感につながると考えています。当社では長期的な視点で成果につながるプロモーション施策をご提案しています。

3 インバウンド需要への対策を行う

今後も訪日外国人観光客の数は増加すると見込まれており、インバウンド需要に対応していくことが必要となっています。外国人観光客が多く行きかう場所でフェアやイベントを開催する場合、情報伝達に関する障壁が発生する可能性があります。Webサイトやパンフレット、チラシなどにおいて、多言語に対応した制作を行うことはもちろん、Wi-Fi環境の整備、キャッシュレス決済の導入など、外国人観光客も参加しやすい環境を事前に整えておくとよいでしょう。またオンライン上の購買促進として、越境ECを同時に立ち上げておくこともおすすめです。

4 ECサイトと連動させる

フェアやイベントに併せてECサイトを開設することも重要な施策のひとつです。フェアの会場を訪れることができない人でも地域の商品を購入できることはもちろん、フェアの来訪者が改めてサイトにアクセスし、購入するケースもあるでしょう。オンライン上での販売は、顧客に関するさまざまなデータを集めることができるため、今後のマーケティング施策に生かすこともできます。

5 特別メニューや限定商品の開発を行う

手に入れるだけならECサイトなどで手軽に購入できる時代になったからこそ、地元の事業者や店舗と協力してその場だけの特別な商品やメニューを提供することでフェアへの来訪意欲を高めます。当社においても、フェアで開催する料理教室のメニュー開発サポートなどを実施した事例があります。

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大阪梅田エリアでシティプロモーションを行う際は
お気軽にご相談ください

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県外における認知拡大施策を検討する場合、まずは東京や大阪などの大都市が候補になるでしょう。観光振興や物産などを目的に、年に1度は東京や大阪でプロモーションを実施している自治体が多いのではないでしょうか。

大都市でのプロモーション施策は、人口が多いことによる認知拡大効果はもちろん、観光面での集客や送客、「ふるさと納税」などによる県外からの税収増、若い世代に向けた移住促進など、さまざまなメリットがあります。

本社を大阪梅田エリアに構えている当社では、大阪梅田エリアでの自治体向けシティプロモーション施策を企画領域からご支援しております。大阪梅田エリアに限らず、自治体との親和性や目的から最適な開催場所をご提案いたします。また、東京と博多に支社がありますので、各拠点と連携した施策のご提案も可能です。シティプロモーションにおける当社の強みを記載いたしますので、ぜひご確認ください。

1 交通広告総代理店の強みを生かしたオフライン媒体のご提案

当社は、阪急電鉄・阪神電車・阪神バス・北大阪急行電鉄・神戸市交通局(市営地下鉄・市バス)・大阪駅前地下道 交通広告総代理店です。大阪梅田エリアのイベントスペースやデジタルサイネージなど、交通広告媒体のスムーズなご提案が可能です。

2 シティプロモーションに関する数多くの領域を一気通貫でご支援

イベントの企画や運営、Web広告・Webサイト制作などのデジタル戦略、撮影も含めた各種クリエイティブ制作まで多種多様なソリューションをご提供しておりますので、企画から実施まで一気通貫で承ります。根本的な課題解決につなげるためのトータルプロモーション力が強みです。

<ご提供した事業領域の例>
・見本市(商談会)の運営
・フェア参加店舗の招聘
・フェアの運営、事務局業務
・販路拡大支援
・生産者のプレゼンサポート
・フェアの広報活動
・宣伝媒体のクリエイティブ制作
・動画の撮影や制作
・プレスリリース配信
・Webサイト制作
・交通広告の出稿
・Web広告、SNS広告の出稿
・公式Instagramアカウント開設・運用
・製品づくりのサポート(パッケージデザイン)
など

3 近隣施設との連携

大阪梅田エリア近隣の商業施設や百貨店、飲食店街など、さまざまな施設で多彩なタイアップ企画を実施してきた事例があります。近隣施設での実施により、継続取引の可能性が期待できることも実施のメリットです。

4 百貨店のクリエイティブ制作実績

グループである百貨店などの広告クリエイティブを長く手掛けていますので、背景を取材しストーリーを生み出すプランニング力、撮影やデザインのクオリティなども強みです。戦略的イメージを損なわないプロモーション施策をご提案します。

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