“ものづくり”と“食”の地域産業を活性化するためのプロモーション事例 - 阪急阪神マーケティングソリューションズ

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“ものづくり”と“食”の地域産業を
活性化するためのプロモーション事例
2024.12.12

“ものづくり”と“食”の地域産業を活性化するためのプロモーション事例

日本のものづくり産業は、単なる生産技術にとどまらず、豊かな伝統技術を基盤とし日本の美意識や精神性も体現しています。また、日本の食文化は、「地産地消」という言葉が示すように、各地域の気候風土や風習を色濃く反映した多様性を誇ります。どちらも長い歴史の中で培われた伝統と地域ごとの特性が融合した日本独自の魅力ある文化です。

日本のものづくり産業と食文化を活性化させる取り組みは、雇用創出や観光客誘致などの経済効果だけでなく、伝統技術の発展による文化的価値・ブランド価値の向上、コミュニティーの形成などにもつながり、地域社会への影響だけでなく、日本全体の経済や文化の発展に貢献していきます。

日本特有の文化資源や産業に対する興味は、国内だけでなく訪日外国人観光客や海外市場全体へと広がりを見せていますが、一方で様々な課題に直面しており、持続可能性が問われているという側面があります。その課題は人材不足と高齢化、技術継承の難しさ、市場競争の激化、販路開拓の難しさ、原材料の価格高騰など多岐にわたりますが、解決していくには地域資源を生かした新たなビジネスモデルの創出が必要不可欠となっています。

当社では、地域産業の活性化を課題とした企業様に対して、課題解決のために様々なソリューションをご提供しています。こちらのページでは、当社の事例をご紹介しています。

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“食”と“ものづくり”の地域資源を活用した
プロモーション事例

①地域を支えるものづくり産業を活性化

現在、多くの自治体や企業などでシティープロモーションの一環として地域特有のものづくり産業を見直し、ブランド化させていく取り組みが実施されています。当社ではブランド化に伴う課題解決のため、プロモーションやイベント施策、動画やカタログなどのクリエイティブ制作など、様々なソリューションをご提供しています。こちらでは事例をご紹介します。

神戸で作られる靴の素晴らしさを伝える、神戸産シューズプロモーション
client : 神戸市ファッション産業課

https://hhms.co.jp/projects/kobe-shoespromotion/

長田区を中心に、ケミカルシューズの一大産地である神戸市。全国の生産量の約8割を占めるほどでしたが、阪神・淡路大震災や安価な輸入品の普及などに影響を受け衰退の危機に。そこで神戸市が“神戸で作られるシューズ”のブランド化に乗り出し、産地の再興と技術の継承を目指して様々な取り組みを行っています。その一環として、認知を目的とした年間プロモーションを当社にご依頼いただきました。

神戸で作られる靴の素晴らしさを伝える、神戸産シューズプロモーション

ものづくりの街の魅力を知ってもらいたい。地元企業のオープンファクトリーを実施
client : KOBE OPEN FACTORY実行委員会

https://hhms.co.jp/projects/kobeopenfactory-planning/

「高齢化や空き家率上昇」「ものづくり企業の従事者担い手不足」「観光客数の伸び悩み」など、今後多くの地域が直面する社会課題。神戸市長田区・兵庫区・須磨区地域ではこのような課題に対する地域産業活性化の施策として「KOBE OPEN FACTORY」という事業に取り組みました。当社は一部の企画、事業の進行管理、官公庁やモノづくり企業との連携を担当しています。
該当エリアには「ものづくり企業の工場やクリエイターのアトリエ」が多く存在します。そのような地域資源を生かし、普段は見ることができないものづくり企業の工場や作業場、アトリエなどを一般公開。来場者にものづくりの現場を見て・触れて・体験していただくイベントを企画しました。2025年にはインバウンド向けにアップデートも計画しています。

ものづくりの街の魅力を知ってもらいたい。地元企業のオープンファクトリーを実施

淡路島発 130年以上の歴史あるタイルメーカー、 ストーリーのある総合製品カタログを制作
client : 株式会社Danto Tile

https://hhms.co.jp/projects/danto_tile-catalog/

1885年創業、淡路島の国産タイルメーカーDanto Tile様。ブランドの顔であるタイル製品をご紹介する総合製品カタログの制作を担当しました。制作にあたっては、市場調査やクライアント社内でのアンケートを重ね、ターゲット理解に時間をかけました。お客様にこの先何度も手にとっていただけるものを目指して、タイルを軸としながらあらゆる人との“つながり”をコンセプトとした “シナリオのあるカタログ”を制作。“130年以上の長きにわたり培われてきた確かな技術が、現在の製品へ活かされ、また次の時代を切り拓いていく”そんな姿勢が伝わる、ブランドブックのような1冊に仕上がっています。

淡路島発 130年以上の歴史あるタイルメーカー、 ストーリーのある総合製品カタログを制作

②豊かな食資源の魅力を地域内外に発信

地域ならではの魅力あふれる食文化や資源の価値を改めて見直し、地域内外に発信する取り組みは、シティープロモーションの一環として多くの自治体や企業で行われています。

食に関するブランド化戦略は、商品開発を伴うことがありますが、作った後の販路開拓や販売戦略も重要な課題であり、長期的な視点でマーケティング戦略を検討する必要があります。こちらでは商品開発のサポートやプロモーション戦略立案、イベント施策、カタログ作成などを実施した事例をご紹介しています。

小西酒造「JAPAN ALE ITAMI BEER」ブランディング
client : 小西酒造株式会社

https://hhms.co.jp/projects/konishi-beer/

小西酒造のクラフトビール「KONISHI ITAMI BEER」プロジェクト。当社は2019年秋のコミュニケーションコンセプト作成から参画しました。小西酒造は、現存する日本最古の清酒銘柄“白雪”を展開する酒蔵です。その醸造家に、まず喜んでいただき、マインドを1つにするために、醸造技術とこだわり、酵母への特別な愛情、地元・伊丹への想いなどをインタビュー、ブランドストーリーを作りました。
そこから展示会用のプロトタイプからネーミング、ボトルデザイン、Webページ制作と、関係者のイメージをしっかり共有しながら、「KONISHI ITAMI BEER」の世界観をかたちに。D2C的アプローチも含め、今後もこの世界観を発展させて行きます。

小西酒造「JAPAN ALE ITAMI BEER」ブランディング

博多阪急のお中元カタログを制作。福岡県福津市と開発したギフト商材を巻頭で取り上げ、九州の新たな魅力発見の機会を創出
client : 株式会社阪急阪神百貨店 博多阪急

https://hhms.co.jp/projects/hakatahankyu-ochugen/

2024年夏に発刊された博多阪急のお中元カタログ「博多阪急からの夏 九州の贈りもの」の制作を担当。前年に開催された福岡県福津市のシティープロモーション施策「フクツナフルフェア」で開発したギフト商材を巻頭で特集しています。

巻頭特集では、昨年度に地域資源の認知拡大を目的として、商品開発やフェアの実施に取り組んだ福岡県福津市のオリジナルギフト商材である福津産の鯛だしを使ったブイヤベースなど「福津の海からの贈り物」シリーズを掲載。地元食材のブランディングを強化したい福津市と、九州・福岡のおいしさを顧客に届けたい博多阪急をマッチングすることで、カタログを手にした方に九州の新たな魅力が伝わる紙面となるよう努めました。

博多阪急のお中元カタログを制作。福岡県福津市と開発したギフト商材を巻頭で取り上げ、九州の新たな魅力発見の機会を創出

日本一の酒どころ「灘五郷」の魅力を国内外へ伝える!世界最大級の旅の祭典で、ブースを展開・運営
client : 「灘の酒蔵」活性化プロジェクト実行委員会(灘五郷酒造組合・神戸市・西宮市・阪神電気鉄道株式会社)

https://hhms.co.jp/projects/nadagogo-event/

西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の5つの地域からなる日本を代表する酒どころ「灘五郷」。「灘の酒蔵」活性化プロジェクト委員会は「灘五郷」の魅力を伝えるべくPR活動を行っています。このたび、2023年10月に大阪で行われた、世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」への出展において、当社にブース制作のご依頼をいただきました。

「国内外の観光関係者が多数集まるこのイベントで効果的なプロモーションを行いたい」というご要望を受け、たくさんの人に日本酒を試飲いただくためのブースを制作・運営。ブースは、木目を基調とした日本らしさを生かしたつくりにし、インバウンドを見据え多言語表記としました。

日本一の酒どころ「灘五郷」の魅力を国内外へ伝える!世界最大級の旅の祭典で、ブースを展開・運営

阪神梅田本店で開催の“輪島の食祭”。「輪島のいま」を伝えるイベントのコンセプト立案~媒体制作を担当
client : 株式会社阪急阪神百貨店 阪神梅田本店

https://hhms.co.jp/projects/hanshin-wajima/

2024年9月11日から6日間、阪神梅田本店・食祭テラスで開催された“輪島の食祭”。今回のイベントは、食を通じて地方の魅力を発信する催し“にっぽん食むすび”がベースとなっており、震災後の石川県輪島市が取り上げられました。そして当社は、イベントのコンセプト立案やタイトル企画、ロゴ制作、取材・撮影、コンセプトムービー制作、特設Webページ制作などを担当しました。

阪神梅田本店で開催の“輪島の食祭”。「輪島のいま」を伝えるイベントのコンセプト立案~媒体制作を担当

プロモーション施策は当社におまかせください

当社では地域産業の活性化を目的とした課題解決のためのサポートを実施しています。動画、カタログ、Webサイトなどの制作領域はもちろん、商品開発からイベント施策、Web広告などの集客支援まで一気通貫で行った事例もあり、根本的な課題解決につなげるためのトータルプロモーション力が強みです。商品開発やブランディング・プロモーション施策、販路開拓のほかに、カタログなどの媒体制作やイベント企画運営など、様々なソリューションをご提供していますので、お気軽にお問合せください。

<これまでの実施例>
・見本市(商談会)の運営
・フェア参加店舗の招聘
・生産者のプレゼンサポート
・フェアの広報活動
・宣伝媒体のクリエイティブ制作
・販路拡大支援
・プレスリリース配信
・WEBサイトやSNS運用
・製品づくりのサポート(パッケージデザイン)