トップメッセージ - 阪急阪神マーケティングソリューションズ

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トップメッセージ

左:代表取締役社長 上田 均 / 右:代表取締役副社長 宮武 昭宏

2025年、大阪では「2025年日本国際博覧会」、通称「大阪・関西万博」がいよいよ開催されます。大阪での開催は1970年以来です。

55年前の大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」でした。まさにその後の人類の技術的な進歩は目覚ましいと思います。当時は、スマホはもとより、携帯電話どころか固定電話がまだ30%も普及していない時代ですから。
一方「調和」の方はどうでしょう。個人的には紆余曲折なのかな、という印象です。「多様性」の時代になり、当時より「調和」の難しさが顕在化しているのかもしれません。今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
50年以上もかけて間違いなく進歩してきた人類が、今あらためて「いのち輝く未来社会」をテーマに置かなければならないのは、もしかすると「調和」の難しさを表しているのかもしれませんね。

さて、そんな年に当社は2社統合による設立から6年目を迎えます。コロナ禍という大波を乗り越えて、次の5年、2030年に向けていよいよ「1 + 1」が「2 」ではないことを示していかなければなりません。

私は、万博という大きな仕掛けは、いろいろなことに気付けるチャンスなのだろうと思っています。「新しい文化を、共に創る。」が私たちのミッションですが、万博を機に、関西圏で100年を超え事業を展開してきている阪急阪神グループの一員として、改めて自分たちが提供できる「調和」とは何かを見つめ直し、「いのち輝く新しい文化を、共に創る。」ことを目指します。

※ 登録博(旧一般博)としては1970年以来55年ぶりだが、特別博としては1990年に大阪市鶴見区で開催された国際花と緑の博覧会がある。

上田 均

hhms:は元気に会社発足から5歳を迎え、今を懸命に生きています。この間、いろいろなことがありました。
会社設立に伴う、社内制度やシステムの構築、コロナ禍における様々な苦難と非常事態対応など。クライアント様、ご協業先様、グループ会社様、そして社員の皆様のお陰で今があります。この間のご用命、ご協力、ご支援、ご尽力に心より感謝申し上げます。

今、hhms:は、次の成長に向けて大きな変革期にあります。5歳の子どもが10歳に向けて、心も身体も大きく成長していく時期です。発達心理学者であるエリクソンは、この児童期を「ここまでは他社依存、ここから世界は広がる」と言いました。

まさに昨年度は、その広がる世界に向けて、次に目指す姿をその推進役となる次代の社員で想像しようと全社員参加の「価値を共創するカンパニーとは」を考えるワークショップを開催して来ました。そして、「新しい文化を、共に創る。」をミッションに、今年度より「文化を、創れるほどの変化を。」を価値共創への姿勢とし、仕事における立ち位置を捉え直し、行動を変化させます。また、自立した組織として「変化すること」をマインドセットして指針化します。

この仕事は「どんな文化を創る為のものなのか」、それは「どう社会に貢献することになるのか」、そのために社員一人一人が、毎日の仕事を見つめなおし、変化させて行きます。自身の技を磨き、相手の立場になって言動し役割を全うします。

今年も沢山の苦喜がありますが、その時々を皆様と深く味わい尽くしたい。その先に「気が付いたら素晴らしい未来が開けていた。」「息をのむパノラマが広がっていた。」という一年になればと思います。2025年度も、どうぞよろしくお願い致します。

宮武 昭宏